育乳目的だけでなく、バストの型崩れを防いで、いつまでもきれいなバストをキープしたいという美容女子の間では常識になりつつあるナイトブラ。
「でも、昼用のブラと夜用のブラを使い分けるのは面倒...、昼用のブラを使いまわしても大丈夫だよね!?」
なんて思う人もいるかもしれません。
ですが、実は昼用のブラをナイトブラ代わりに使うことは絶対NGなんです!
どちらも同じブラジャーでしょ?と思うかもしれませんが、実は構造や機能が全然違うのです。
昼用ブラとナイトブラはどこが違う?
昼用のブラとナイトブラには2つの大きな違いがあります。
ブラの構造
ワイヤーが入っているか入っていないか
まず、ブラの構造について。
そもそも、昼と夜では私たちの体の姿勢(状態)が違います。
昼間私たちは立ったり座ったりという「上半身が起き上がった状態」で過ごします。この状態では重力は下(足元方向)にかかっていますよね?
なので、昼用ブラは、バストが足元方向に下がるのを防ぐような構造になっているんです。
一方で、夜寝ているときというのは、「仰向け、または横向きの状態」です。この状態では、重力は背中または脇方向にかかっていますよね?
なので、夜用ブラは、バストが脇や背中方向に流れてしまうのを防ぐような構造になっているんです。
ポイント
昼用ブラでは、バストが脇に流れてしまうのを防げない
次に、ワイヤーのある・なしについて。
昼間起きている間私たちは活発に動き回りますよね?その活発な動きからバストを守るために、ワイヤーでバストをがっちり固定しているのです。
このワイヤーは、バストの周りをぐるっと押さえつけるような形になっていて、長時間バスト周りがワイヤーで押さえつけられるのは体によくないと言われているんです。
昼間の活動時間だけなら問題なくても、24時間ずっとワイヤーでバスト周辺を締め付けるとなると体への影響が心配されます。
体調面だけではありません。
バスト周りを長時間締め付けることで、血行が悪くなり、バストの成長に必要な栄養を十分に運ぶことができなくなってしまいます。これでは育乳効果を期待してブラをつけて寝ることが、バストにとっては逆効果ということになってしまうんですね。
「でも、ナイトブラなら血行が悪くならないの?」
ナイトブラは昼用ブラと違い、バスト周りにワイヤーが使われていません。
では、どうやってバストをホールドしているのかというと、生地と構造に秘密があるんです。
写真で見比べてみましょう。
昼用のブラは、下の写真の矢印部分にワイヤーが入っています。
また、起き上がった姿勢でつけるものなので、脇の部分はそれほど幅もありません。
そして、ナイトブラ。写真でもわかるように、ワイヤーは入っていません。
その代わり、生地の伸縮性が高く、バストにぴったりフィットして固定してくれるのです。
また、仰向け or 横向きに寝た状態でバストを支えるための構造にも注目。脇の部分がかなり幅広になっていますね。この部分がバストの横流れを防いで、さらには脇のお肉をバストへと集めてくれるのです。
きつい締め付けがないので、体への悪影響もなく、むしろ寝ている間にバストが揺れ動かない分、快適な睡眠をとれるようになります。
ナイトブラを昼間もつけるのはアリ?
では、逆にナイトブラを昼用ブラの代わりにつけるのはアリでしょうか?
これは、ナイトブラのタイプにもよります。
ナイトブラの特徴として、バストが脇に流れないような構造になっていると説明しました。ただ、ナイトブラの中には、アンダー部分のサポート力が高いものもあるのです。
アンダーのサポート力が高いということは、上体を起こしたときにバストが下方向に下がるのを防げるということ。
なので、このようなアンダーのサポート力が高いナイトブラであれば、昼間つけても問題ないと考えられます。
ナイトブラの公式サイトをチェックすると、昼間使っても大丈夫なものはちゃんと「昼間も使える」と書いてあります。
逆に言えば、昼間も使えると書いていないナイトブラは、夜オンリーで使ったほうがいいということになりますね。
ナイトブラと昼用ブラ、それぞれの役割を理解して使い分けよう!
ナイトブラと昼用のブラは、それぞれ果たす役割が異なります。
その役割によって機能や構造も異なっているので、うまく使い分けるようにしてください。
特に、面倒だからと昼用のブラを夜にも使いまわすことだけは絶対にやめましょう。体にもバストにも負担がかかります。
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